ドルオタの備忘録

KPOPを手賀沼より広く東シナ海より深く愛しています。

20210213日誌

2021年2月13日(土) 晴れ

 午前8時22分起床。親チャンスをフルで使う日。ご両親様のみなさまのご厚意によって生存しております。お母さまのご厚意でくせ毛をさらっさらに伸ばしていただき、乗り換えを容易にするために他路線が走っている隣町の鉄道駅までお父さまに車で送っていたいた。ありがとうございます。この路線は日ごろメインで利用していたわけではないので思い出など存在しないが、久しぶりの鉄道ということで心が躍ってしまったことを隠すつもりはない。ぜったいに肺炎に罹りたくないので人が乗車してくるたびに心の中で悪態をついていたが、ターミナル駅で半分くらいの乗客が下車したのですっきりした。友人と待ち合わせをするとき、私はもちろんのこと、友人までもが飯田橋駅に出口が複数ある事をすっかり忘れていた。携帯電話がなかったら各々の自己判断にたよって、会えるまで駅をさまよい続けるのだろうか。そういえば小学生の時分にあるマンションでまちあわせをしたのに1時間ほど会えなくて結局20分くらいしか遊べなかったことがあったのを思い出した。暗黙の了解が成立するような待ち合わせ場所、たとえば渋谷のハチ公像、が存在していたら面倒なことはなかっただろうに。午前11時15分、飯田橋B3出口付近のうどん屋で写真受けのよさそうなうどんを食した。見た目に反して常識的なお味だったが値段ははるなぁと思われた。正午にうどん屋を出発した。九段下の住宅街を通り抜け、九段中等教育学校靖国神社を横目にみつつ、国立東京近代美術館に向かった。靖国神社の鳥居が巨大すぎてなんだこれという感想。美術館では学生証を提示して600円で企画展を見ることができた。眠り展とは「眠る」という動詞に連関のある芸術作品を集めた展覧会だった。ほとんどはルーベンスゴヤの作品をはじめとする眠っている人を描いた絵だったが、中でも面白かったのが、うず高く積まれた書類を保存している事務所の写真ばかりを撮影したものだ。書類は次いつ人に参照されるかわからないから、「ねむっている」ということだ。さて常設展までしっかり見るのはしんどかったので作品の姿だけ記憶にのこし、約1時間半で美術館をあとにした。午後2時35分、神保町のコーヒースタンドを訪れたが座席がなく、あまりにも「密」だったので、友人がインターネットで見つけたお茶の専門店にむかった。御茶ノ水駅の手前なのでそう遠くはないが、すでにたくさん歩いた私たちには非常に遠い道のりだった。幸いこの店は4時半にクローズということで、私たちの到着した午後3時10分はこれ以上新しいお客は少ない時間帯であり、5分ほど並んで入店できた。1899御茶ノ水というお茶専門店なのだが、アフタヌーンティーが看板のようだ。私たちはすこしおなかがすいてはいたものの、洋菓子のプレートを平らげるほどではなかったので、お茶漬けと茶そばを注文した。せっかくならお茶は和菓子と一緒に食べたかったのだが、見当たらなかったのだ。しかし追加で頼んだほうじ茶にお茶うけとしてミニ羊羹が付属していた。感想としては、雰囲気はとても良かったが味は無難であった。アフタヌーンティープレートは絶品かもしれないが、比較的安価なので、さて食べてみないことにはわからない。クローズに従って再び神保町にもどり、友人に付き合ってもらって中国書の専門書店に寄らせてもらった。とくに販売されている本を読めるわけではないが、ゲン担ぎというのか、いつかその書店を「ちゃんと」利用したかったので単語帳を購入した。友人がまたも空腹を訴えたので駅前のフランチャイズに入店してお茶をしながらだべった。午後6時になったので帰宅。思っていたよりは自宅からアクセスが良かった。電車賃が高くつくのは仕方がないが。地元の駅で薬局をのぞくなどして貴重な15分を浪費してから駅をでた。帰宅したら両親もお買い物から帰ってきたばかりだったようだ。あらかじめ伝えておいた時間を過ぎてしまったから電話かかってくるかもしれないとそれなりに急ぎ足で帰ったのに、『どうせ(わたしが)寄り道しているだろう』と思っていたそうだ。これでは本当に何か巻き込まれてしまったときにも親が全く心配しないだろう。夕食はスーパーのお寿司だった。おいしい。スーパーで十分である。睡眠不足なので食後はだらだらと、うつらうつらと過ごしていた。紅茶を入れてもらったけれど、よく冷めるまで居眠りしていたくらい。さて寝るか、もろもろの準備を済ませた11時8分ごろ、なかなか大きな地震があったため眠気も醒めてしまい、また災害情報をテレビで見る両親のいつまでも起きているのに便乗して、ちゃっかり起きていた。それからは地震の情報や被害の模様をTwitterでよんだりニュースを眺めたりして時を湯水のように使った。宮城県福島県が揺れの中心なのだが、津波の心配はないようだ。だからか、Twitter上では被害をおもしろおかしく消化している人が多く見受けられた。土砂崩れや、停電など関東全域でなんらかの影響を受けている地域がほとんどなので、騒いでいる人々もけっして軽い気持ちではないのじゃないかな、と考えてみる。前回の大地震の記憶がよみがえるくらいの規模だったから、近いうちにまたくるかもしれない、とだれもが不安に思っているだろう。まして今は感染症の流行によって避難所に集まるような事態が起きてしまえば悪夢そのものだから、揺れがおさまってすぐにTwitterに群がった人々は安心したかったのだろう、というのが自説だ。わたし自身も、今回の揺れに対する自分なりの感想をすぐにアップロードしたから、まぁそうなんだろうな、と。2021年2月14日午前2時44分。